【家庭内で1on1スキルを活用する「親子1on1プロジェクト」】
「1on1」といえば、社内のコミュニケーション改善のために、企業内で行われている個人面談のこと。でも単なる個人面談と違うところは、「上司が部下を評価する」のではなく、「部下を育てる」ことが目的なので、部下の現状や悩みに寄り添いながら「彼らの能力を引き出す時間」でもあるのです。
パワハラが問題視され、パワーバランスが意識されてからだいぶ経ちますが、上司と部下の関係にはまだまだ問題があるところから、このような「部下主体」のミーティングができたと言われます。
同じように、パワーバランスが課題なのが、家庭内の親子。 相手が子どもである分、パワーバランスに対する感覚や問題の表面化が、まだまだ難しいんだろうなぁと感じています。
ひょんなことから「じゃ、この1on1のスキルを、家庭内で取り入れたらオモシロイんじゃない?」と思いつき!(誕生秘話は、話すと長〜いのですが、今後こっそりブログで書きますっ! ご興味のある方は、ぜひメルマガ登録をっ(笑))
親子の課題はパワーバランスだけでなく、かつて自分が教員だった時、感じていたことがありました。それは、思春期の生徒やその保護者と面談していて、お互いにそれぞれ相手のことを想っているのに すれ違ってしまってて、とっても残念だな、ということ。
両思いなのに、片思い。(最近は「両片思い」というらしい)
保護者は、思春期の子どもについ口調がキツくなってしまう。でも本当は、子どものことを誰よりも愛していて、大切に考えている。そんな良かれと思ってしていることが、子どもには伝わっていない。
子どもは、思春期でつい親に反抗的な発言や態度をとってしまう。でも本当は、親を傷つけている自分がイヤ。そんな自己嫌悪に陥っていることが、親には伝わっていない。
だから、親と子が、もっと幼い頃から日常的に顔を突き合わせて話し合って、もっと「言いたいことが、言える関係」を築けていたならば、思春期に入ってからのすれ違いが減るのではないかと考えたのです。
現代は、親も子も忙しすぎる。計画的に、親子の時間を「予約」というカタチで枠を取ることが、もう欠かせない時代になってきているのではないか、と感じています。
コミュニケーションスキルは、人間関係で欠かせない。だとしたら、職場で大切なことは、子育てにも大切。
そして、親が、子どもとの接し方が変われば、親の、職場での人間関係も変わる。 親子は距離が近い存在であるからこそ、ちゃんと心地よい距離感を取るのは難しいけど、たった15分の「親子1on1」が、世の中の人間関係を動かしていくなって感じました。
現在、進学校の思春期女子中高生・海外在住グローバルキッズなど、国内外2,500人以上の子どもたちとその保護者に向き合った経験を生かして、ビジネス向けの内容を噛み砕いて、子育てに応用させていく「親子1on1プロジェクト」を進行中。
「ママにも聞いて欲しいけど、実はパパにも、もっと子育てについて考えて欲しいかも!」
よく「海外のパパはイクメンですよね〜」って言われるけど、その本当の実態は、ワタシなりにつかんでおります(笑)。気になる日本のパパ、こっそりお教えしますよっ(笑)
そんなわけで、「親子1on1プロジェクト」の内容を少しずつお伝えすべく、「親子1on1投稿」をよかったら見てやってください。