【「親子1on1」普通のミーティングと何が違うの?】
「企業で行う1on1と普通の面談、何が違うんだろう?」というお声を聞いたので、少し詳しくお伝えしようと思います!
企業での1on1ミーティングが単なる個人面談と違うところは、主役は「部下」であること。部下が話したい内容で進められることが多く、上司による「指導」は禁止されている企業も多いようです。逆に、上司が「最近のオレ、どう?」と部下に聞いて、時にはネガティブな意見も出ると、単純に傷つくらしい(笑)。
また1on1は、具体的な目的や問題がなくても定期的かつ頻繁に行ったり、上司も部下を観て感じたことを、そのままフィードバックという形で伝えるので、マイナスのフィードバックだけでなく、プラスのフィードバックもします。
理想は、部下が1on1を楽しみにしてくれるようになること。そこには「上司が部下を評価する」のではなく、「部下を育てる」目的があって、部下の現状や悩みに寄り添いながら「彼らの能力を引き出す時間」でもあるからと言えます。
パワハラが問題視され、パワーバランスが意識されてからだいぶ経ちますが、上司と部下の関係にはまだまだ問題があるところから、このような「部下主体」のミーティングができたとも言われます。
同じように、パワーバランスが課題なのが、家庭内の親子。相手が子どもである分、パワーバランスに対する感覚や問題の表面化が、まだまだ難しいんだろうなぁと感じています。
コミュニケーションスキルは、人間関係で欠かせない。だとしたら、職場で大切なことは、子育てにも大切。そして、親が、子どもとの接し方が変われば、親の、職場での人間関係も変わる。
親子は距離が近い存在であるからこそ、ちゃんと心地よい距離感を作るのは難しいけど、たった15分の「親子1on1」が、これからの世の中の人間関係を動かしていくなって感じました。