【「親子1on1」なぜ家庭内で親子ミーティングが必要なの?】
みなさんは、ご自分の子育て、自信がありますか?「これでいい!」と胸を張って子育てをしている方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
2019年に行われたアンケート調査によると、なんと7割以上のパパママが「子育てで後悔したことがある」と答えています。その中で最も多かった答えが、「コミュニケーション(33.0%)」。勉強やしつけよりも「うちの子は何を考えているのだろう?」と悩む保護者の方も多いということです。
また、やり直したいこととしては「家族の時間を多く取る(20.8%)」。先ほどの「コミュニケーションの面で後悔した」というところと大きく関連すると感じました。
家族の時間が取れなかったから、子どもと十分にコミュニケーションができなかった。
うまくコミュニケーションが取れなかったから、家族の時間を取る大切さを優先しなかった。
きっと最初っからそうしようと思ってしたワケではないはず。毎日が必死で、限られた時間をやりくりしていくうちに、いろんなことが一段楽ついた時には、気づけば子育てもほぼ最終段階で、子どもたちは巣立ってしまっていた、という後悔なのでしょうか。
「親子の円滑なコミュニケーション」が先か、「家族の時間を多く取ること」が先か、という問題もありますが、いずれにしても「親子の関わり方が少ないこと」に対して、保護者の方が後悔し、問題意識が高いといえます。
また別の調査では、40%のママが「子どもとのコミュニケーションがうまくいかない」と答えていました。ママの自信がどんどんなくなってしまうような、アンケート結果ですね…
現代は、親も子も忙しい。「親子が顔を突き合わせて話をする時間は、生み出さない限り、そもそもない」という前提に来ているのではないかと思います。だから「時間があったら話そう」というコミュニケーションではもう間に合わず、「双方が積極的に時間を作って話す」がベースの時代なのだと感じています。
親子1on1は、親子で相談して、話す時間を「予約」します。1回15分、でもその15分は集中してお互いの話に向き合います。「15分なんて大したことはできない」と感じるかもしれませんが、実際やってみると、思っていたよりも長くて、子どもの満足度は、親が想像するよりはるかに高いんですよ!
子どもの満足度や、親の「やってよかった!」を上げる親子1on1、その15分が親子共に有意義に過ごせるために、やり方、気をつける点など、普通の親子面談とちょっと違う大切なポイントが、いくつかあります。
そのポイントを、これから少しずつお伝えしていきますね。