【「切り札」の使い方】
自分にとってチャンスだと思って、
「そこ」に賭けてみようと思っていても、
自分の力が及ばないと、
ただ《とっておきの「切り札」》をムダ使いするだけで、
その環境に慣れていき、その大切さに慣れていき、
そこに自分が甘えてしまうだけ。
結局、自分の力のなさが露呈して、
かえって自分自身の行き場を、自分で壊してしまう。
「切り札」は、やっぱり「切り札」。
自分が八方塞がりになった時の、大切な最終兵器。
「自分がやり尽くした」と感じられ、
「もうこれ以上自分ではどうにもできない」と思った時に、使うべきもの。
それまでは、自分のありとあらゆる力を使って、
どうにかこうにかしようと思わないと、
自信を持って「切り札」を使うことはできない。
成功体験は、自分の手で作るもの。
だから、
「切り札」をもう一度宝箱にしまってカギをかけ、
いざという時にまた取り出せるように、
大事にとっておこうと決めた。
どこかで、その「切り札」が、
いつも自分のことを見守ってくれていると信じて。