日本に帰ってきて最初に感じるのは、機内から外に出た瞬間の「モワン」とした空気。
期待を裏切らない夏の湿度の高さ…
でも、「ああ、日本に帰ったなぁ〜」と本当に感じるのは、空港のトイレ。
清潔さや機能はもちろん、便座の高さが低い。
使う人のことをよく考えられている。
ルクセンブルクの初期設定と日本の初期設定が使い分けられるようになり、それぞれの国に着く前に前提がスイッチするようになるので、意外に感じることも減る。
去年は14ヶ月で6往復したので、余計そうだった。
だけど、今回はなんだかちょっと印象が違う。
それは、最近の自分が、ルクセンブルクで意識していたことと似ていて、言葉や文化、習慣など、すぐ気づくことではなく、住んでいないと感じないこと、
特に、根底にある人生の価値観の違いがどこにあるのか、お金の使い方、例えば「今」なのか「10年後」なのかといった、人生の目線の距離感の違いに繋がる気がしている。
それは、海外旅行や短期滞在では気づかない現地の人の考え方や、一般的に伝えられている情報、販売されている商品、広告などから、その違いが見えてくる。
この部分に、自分がルクセンブルクで気づかないうちに「アタリマエ」だと感じていたことや、日本とルクセンブルクとの違いがわかっておもしろいのかなと感じた。
この違和感を表現するのは難しいけれど、冷めないうちに、これからどんどん言語化していこうと思います。