人見知りや内気な子供に超オススメ!親子でできるコミュニケーション力をUPさせる!方法

あなたは、人見知りや内気な子供が、自由に気持ちや考えを表現するために、親子で実践していることは何かありますか?

親だったら、人見知りや内気な子供の性格は「尊重してあげたい!」って思いますよね。
でも、一方でこのまま本当に何もしなくていいのか、と迷うところも…

今回は「人見知りや内気な子供に超オススメ!親子でできるコミュニケーション力をUPさせる!方法」について、ご紹介します。

子供に無理強いさせることなく、「人見知りや内気」という子供の性格を活かしながら、おウチでできる方法です。

もし学校やお友達間で、もっとうまくコミュニケーションが取れたらいいな、と思っている人見知りや内気など、繊細なお子さんがいらっしゃいましたら、ぜひ最後まで読んで、活用していただけるとうれしいです!

(筆者のプロフィールなどについては、こちらをご覧ください)

 

◆ 人見知りや内気な子供にもコミュニケーション力UPが大切なワケ

子供の多様性が進み、現代を取り巻く環境も親世代とは様変わり、子供だけでなく親も、必死に変化に乗り遅れないように、意識することが必須の時代となりました。

以前よりも、世間での人見知り、内気な子供に「そのままでいいんだよ」という声は高まりましたが、「自分の考えを言わないと、誰にもわからない」のは変わりなく、「自分の気持ちや考えを表現しない=何も考えていない」と認識されてしまう状況は、あまり変わらないのではないかと思います。

本来自己表現は、他人から強要されてするべきものではありません。「自分が自由だ」と感じた時に、自然と出てくるものです。

これまで私が接してきた人見知りや内気な子供は、自分の気持ちや考えを他者に言うことがとっても苦手で、ものすごく抵抗を感じていることもよくあります。

でも、人見知りでも内気でも、一人一人の子供は素晴らしいアイデアを持っているので、やっとお互いが慣れた頃に、声を聞かせてくれると、とってもうれしくなります。

人間は成長していけばいくほど、社会に出てからは特にコミュニケーションの機会が増え、しかも子供の時より高度なコミュニケーション力を求められることが、多いのではないかと思います。

しかし、もし子供の頃、すでに他者とのコミュニケーションが苦手だったとしたら、大人になったからといって、自動的に得意になるわけではありません

その証拠に、今世の中には、ビジネス向けのコミュニケーションスキルをテーマにした商品が数多く存在します。

自分の気持ちや考えを表現するためにはスキルが必要であり、そのスキルは一朝一夕で身にはつかない

子供のうちにコミュニケーション力を克服しておいた方が、大人になってからの苦労が少ないので、単なる自己表現の域を超えて、他者に対してのコミュニケーションスキルとして使えるためにも、子供のうちから身につけるための練習をした方がいいですね。

それにもしかすると、人見知りや内気なのは、自分の気持ちや考えを表現する方法がわからないから、なのかもしれない。
もしかしたら、コミュニケーションスキルがわかると、自由に表現するようになるかもしれない。

では、人見知りや内気な子供が、コミュニケーション力を高めるために、親子でできることは何でしょうか?

 

◆「人見知りや内気な子供がコミュニケーション力をUPさせる!方法」とは?

人見知りや内気な子供が親子でできるもっとも効果のあるコミュニケーション力をUPさせる方法」、それは、定期的に家庭で自己表現の練習を行うことです。

人見知り、内気な子供だからこそ、恐怖心を取り去ってあげて、子供がしゃべりたくなる環境・状態を作ってあげることが大切になります。

そのためにオススメな手法が、親子1on1

親子1on1というのは、企業内の1on1ミーティングがベースになっています。
その1on1ミーティングは、もともとアメリカで生まれ、現在日本国内の4割以上の企業内で採用されている「上司と部下」で行うもの。

そこに「親と子供」で行うために子育て特有の視点を加えて、私がオリジナルスキルとして作ったものが、親子1on1です。

「企業内1on1ミーティング」自体に馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、普通のミーティングと違うところは、会社組織の中で「上司が部下を評価するミーティングではない」というところです。

企業で行う1on1の特長としては、上司が部下の悩みを聞いて相談に乗ったり、部下の自主性を引き出し、より自立した人間へと促し育てることにあります。

同じように、親子1on1も、子供の課題やできていないところを指摘したり、子供を反省させる場ではありません

親が子供の悩みを聞いて相談に乗ったり、子供が熱中できることや将来の夢を見つけて、一生懸命に自分を表現する子供になっていくように、親子共にまだ見えていない子供の本心を引き出す場です。

ルクセンブルクに住んでいる、我が家の例を少しお話しします。

ウチの娘は現在10歳。小さい頃は、とにかく恥ずかしがり屋。親がいくら外で積極的に挨拶をしても、「恥ずかしい」といって挨拶もせず、いかに目立たないようにするか、といつもお友達の影に隠れている子供でした。

お友達が音楽を習っていたり、バレエを習っているのを、横目で羨ましそうに見ているので「一緒にやってみたら?」と何度も進めましたが、「(人前で何かをするのが)恥ずかしい」といって、ずっと習いに行っていませんでした。

そんな娘と親子1on1をするようになって、彼女の夢を聞く機会がありました。

お花屋さん、アイス屋さん、パン屋さん、学校の先生… 子供らしくやりたいことがたくさんあって、「それになるためにはどうしたらいいかな?」と一緒に考えたところ、「勉強をもっと頑張りたい」というようになり、学校の宿題や日本語学習に対しても積極的になりました。

先日、夏休みに入ることをきっかけに行った親子1on1では、「何話す?」と聞くと、「今変わりたいことがあるの!」ということで、《今自分が変わりたいこと》をテーマに話しました。

その結果、自分から「学校の授業の時に、時々集中してなかったことがあるから変えたい」「最近、日本語の勉強をしていないので、夏休み中に漢字ドリルを1日1ページやる」「算数をもっとやったら、宿題がラクにできるようになるから、計算ドリルを1日1ページやる」と本人の口から言葉が出てきました!

娘は小学校3年生までは、「日本国内で週7時間の授業内容」を週2時間に圧縮して行う強硬カリキュラムだった、在留邦人向けの補習授業校に通っていました。

毎週、日常生活では絶対に使わない漢字のテストや、国語の読解・算数の文章題の宿題に苦労して、親が付き添って泣く泣く宿題をしていた状態でした。

だから、補習授業校を辞めて解放されて、日本語の勉強にはもうあまり戻ることはないかなと思っていたのですが、自分から夏休みの課題を決めて、「ママ、ドリル用のカレンダー作って!」と自前のチェック表を作って始めたことに、思わず「一体何があったの?!」と聞きたくなるくらい、本当に驚きました!


弟にもカレンダーを作ってくれました!

子供は、親に認められると、目に見えて変化します

これは、私が私立中高女子校で教員をしていた時にも感じたことです。
「お母さんに褒めてもらった!だから次も頑張るの」。

親子1on1は、親子が向き合い、親が知らなかった子供の一面を発見し、親がちゃんと子供を認めてあげる大切な場所

もし「親子1on1についてもっと深く知りたい!」と思った場合は、この記事の一番最後をご覧ください。

では、この親子1on1が、人見知り、内気な子供のコミュニケーション力を高めるのに、なぜ効果的なのか、説明します。

 

◆ なぜ親子1on1が、人見知りや内気な子供に超オススメなの?

それにはまず、子供の心理を理解する必要があります。

自分の気持ちや考えを表現するときに、一番の障害になってしまうものは何でしょうか?

それは、恐怖心です。
「過去にこんなイヤな思いをしたけれど、今回は大丈夫なのかな」「間違ったらどうしよう」「周りの人からはどう見られているのかな」などを感じた時、自分を自由に表現することができなくなります。

自分の考えや気持ちを自由に表現するためには、「過去の失敗に対する恐怖」「正解・不正解に対する恐怖」「親・先生など周りの評価に対する恐怖」を取り除くことが、もっとも大切なことになります。

でも、親子1on1では、これらの恐怖を取り除くことができます。

例えば、毎回新しいテーマで自由に話し「何を話しても、何を言っても大丈夫!」、進むゴールは、親ではなく子供が自分で決めます

だから「求める答え・理想の答え」はありません。答えがないなら、評価もない

そうして、家庭で親子1on1を習慣化し、子供が自分の心の内を話すことに少しずつ慣れていくことによって、子供が自分を表現する時の恐怖心を取り除くことができるのです。

また、大人が決めたゴールに向かって、子供をカタにはめたり誘導したりせず子供が自分の考えを、自分の言葉で、自分で伝える練習を重ねていくことで、子供の自己表現力が上がります

しかし、子供が心を開いて恐怖心をなくすことができても、ちょっとでも親が誘導してしまうと、子供に恐怖心がまた芽生えてしまいます。

それを防ぐために、親子1on1をする時には、親は「待つ」「否定しない」「褒める」の3つの要素を意識してください。

「褒める」については、別の記事で詳しくお話ししているので、もっと知りたいと思った場合は、この記事の一番最後をご覧くださいね。

 

◆ まとめ

それでは、ここまでの内容をまとめてみましょう。

人見知り、内気な子供に超オススメ!親子でできるコミュニケーション力UPさせる!方法」のポイントはこちら!

親子でできるコミュニケーション力UPさせる!方法

◆ 人見知りや内気な子供にもコミュニケーション力UPが大切なワケ
・「自分の気持ちや考えを表現しない=何も考えていない」と認識されてしまうから
・社会に出てからは、より高度なコミュニケーション力を求められるから

◆「人見知りや内気な子供がコミュニケーション力をUPさせる!方法」とは?
・定期的に家庭で自己表現の練習を行う=親子1on1
・子供がしゃべりたくなる環境・状態を作ってあげる

◆ なぜ親子1on1が、人見知りや内気な子供に超オススメなの?
・3つの恐怖を取り除くことができるから
・自分の考えを、自分の言葉で、自分で伝える練習を重ねていけるから

 

いかがでしたか?

自分の気持ちや考えを表現するかしないかは、もちろん本人次第ですが、コミュニケーションスキルを持っておくことと持っていないことでは、大きな差が生まれます。

アタマのどこかで「大切だな」と意識して過ごすか過ごさないかで、できるようになることが変わるのと同じように、親子1on1で、子供が家庭で自己表現の練習をしていくだけで、子供自身が変わっていくかもしれませんよ

ぜひ、親子1on1を定期的に行ってみてくださいね!

「親子1on1について、もっと深く知りたい!」と思われた方は、ちょっと(?結構?)長いですが(笑)、こちらの記事でガッツリ解説していますので、ぜひ読んでください。

また「褒める」についても詳しく知りたいと思ったからは、下の記事がオススメです!
よかったら参考にしてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

もし、「今の子育てがツライけれど、どうしたらいいのかわからない…」「ちょっと話を聞いてほしい」というママやパパは、ぜひ親子間コミュ力UP!相談会にご参加ください。

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親子コミュニケーションの専門家 田中響子

親子コミュニケーションの専門家 田中響子

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物ゴコロついた時から、人生ほとんど反抗期!(笑)
外ヅラがいいので一見常識人に見えるため、有名女子中高や官公庁で使ってもらったカコを持つ。
でも本当は、学生時代に「たなかきょーこって珍獣だよね(笑)」と言われ、四柱推命で「あなたは宇宙人です」と言われたことを本領発揮!
そのおかげ?か、ありがたいことに結構子どもにモテるのが自慢♪
その本性がたっぷり出た日々のツブヤキを、ブログで楽しんでいただけたらうれしいです❤︎
ぜひ読んでやってください!

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