バイリンガル・マルチリンガルの子供たちが、日本人であることに誇りを持てるように
子供が休みの時期は、普段より多く絵本読み聞かせをする絶好の機会ですね!
お宅の「親子の絵本タイム」、増えていますか?
「増えていれば、苦労しない…」と思っていらっしゃる方、お気持ち、とってもよーーくわかります!
「子供は休みだって、親は忙しい!」
「休みだからこそ、予定だってやることだってたくさんある!」
我が家を含め、だいたいそんな感じになりますよね。
中には「うちにある本はそろそろ飽きちゃったので、何を読ませたらいいか…」
というお声もお聞きします。
ルクセンブルクは、国土が神奈川県とほぼ変わらない面積でありながら、およそ170ヶ国の人々が住む多国籍な国です。
4歳からの現地の義務教育では、公用語3ヶ国語(ルクセンブルク語、ドイツ語、フランス語)に英語の計4ヶ国語が必須となり、
家庭で使う言語を加えると、5ヶ国語、6ヶ国語を日常的に使っている子供が主流ともいえる、ヨーロッパの中でも、特にマルチリンガルな国と言えます。
そんな子供たちに日々接していると、バイリンガル・マルチリンガルにとって最も重要とされている絵本の読み聞かせでも、
「日本国内で教育を受け、生活している子供たちと同じ視点で絵本を選ぶと、少し難しいこともあるのではないか」
と思うようになりました。
いい絵本はたくさんあります。
もちろん、ご本人や保護者の方が選んでいただくことも、とても大切だと思います。
でも、絵本の中には「日本に住んでいないと理解しにくいシチュエーション・ことば」などもあることを考えた時に、
「日本に住んでいない子どもたちでも、親しみやすい絵本の紹介があったらいいな」
と思いました。
そこで「子供たちにウケた本」として、独断と偏見で(笑)、自分自身が得た反応から、この場で少しずつご紹介していこうかなと思います。
絵本選びに悩んでいる方に、少しでもお役に立てたら幸いです。
そして、私自身、他のバイリンガル・マルチリンガルの子供たちが、どんな絵本が好きなのか興味があるので、もしよかったらメールなどでぜひ教えてください。