『みんなのおすし』はらぺこめがね(ポプラ社)
「へい らっしゃい」
この絵本は、お寿司屋さんにいろんなお客さんが来てお寿司を注文をするお話で、ページが広げられる仕掛け絵本になっています。
画角が、カウンター席を上から見た様子になっているのが独特で、お寿司屋さんの大将とお客さんの手元が絵の中心となってお話が進みます。
最初は、普通のお客さんが来ますが、次第に意外なお客さんが来たり、最後のページには「まさか!?」という展開が待っているので、オトナもドキドキ!
見ているだけでおいしそうなお寿司の絵がたくさん載っているので、思わずお寿司が食べたくなってしまいます。
この本との出会いは、一時帰国中の図書館でした。
「あの本がもう1回読みたい!」という私の子供のリクエストで、ルクセンブルクに戻ってきてからネットで購入しました。
教室で読み聞かせをした時も、幼児から小学生までとても楽しんでもらえて、そこでも「もう1回!」と言われるくらい人気の本です。
それぞれのページに楽しい仕掛けがあるだけでなく、日本から離れて暮らす子供たちにとっても「お寿司」が身近な食べ物で、絵本に書かれている状況が想像しやすい内容だったからかもしれません。
ちなみに、当時3歳の息子は、この本で「カッパ」を覚えました(笑)。
(表紙の写真は、出版社に確認の上 使用しております)