スーパースピーチキッズアカデミー
代表

田中 響子スピーチキッズ育成コーチ

1976年生まれ 東京都出身、ルクセンブルク在住

「言いたいことが、言えない」「コトバが思いつかない・伝わらない」という小学生向けに、自分の考えを、自分のコトバで、人見知りでもハッキリ伝えられる子供を育てる専門家。

横浜御三家の有名私立女子校音楽科主任として、子供の自己表現教育を追求、ある日突然、優秀な生徒の成績が急降下したり、校則を破るなどの問題行為から、生徒のホンネとタテマエや、表面下に隠されたメッセージを探す重要性に気づく。

友達や親子関係で悩む生徒たちと向き合い続けることで、生徒が言葉にできていない気持ちを理解するため「どうしたの?」と声かけをすることから、子供たちが少しずつ気持ちを話すようになり、さらに問題が見えて「これからどうする?」を一緒に考えるプロセスに気づく。

2019年、ヨーロッパで日本の子供たちに日本語を維持するための講座を開始。しかし、日本人家庭の子供が日本人同士の会話の中でまったく話さないのは、語彙の問題だけではないのではと気づく。

その後、初めて会った時に、2時間かけて話しかけても、一言も声を聞かせてもらえなかった3歳の女の子に出会い、7ステップのオリジナルメソッドで支援したことによって、講座開始6ヶ月後のスピーチコンテストでは、一人で人前に立って、堂々と自己紹介スピーチができるようになる。保護者から「自分の言葉が皆さんに伝わったという自信が持てた自分の子どもを見て、親としてとてもうれしくなりました」と好評。

現在、ヨーロッパだけでなく、日本を含めた世界中で、世界5カ国で2,500人以上の子どもの表現力を伸ばしてきた経験を生かし、内気な子供たちの「内に秘めたおもしろさ」を引き出す支援をするために、日々奔走中。

★ 教育学修士、中学・高校教員免許(専修)、コーチング心理学協会認定・認知行動コーチ

ルクセンブルクってどんなところ?

あなたは、ルクセンブルクという国名を聞いたことがありますか?

よく「ルクセンブルクって、ドイツのどこ?」とか「ベルギーの一部?」と聞かれることも多いのですが、人口約63万人、神奈川県ほどしかない小さな国土に 170ヶ国以上の人が住む世界で最も言葉がカオスな国です。

フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれた、現在世界で唯一の大公国、金融で栄えている、周辺国の中では比較的治安がよく、経済的にも豊かな国。
ベネルクス」の「ルクス」は、ルクセンブルクのことです!
私は現在このルクセンブルクで、2人の国際児を育てています。

ルクセンブルクは「言語スパルタ教育」と言われるほど、教育も独特です。
(「語学学校か⁉️」と思うほど、とにかく学校での語学の授業が多いです!)

現地のクラシックな学校では、公用語3ヶ国語(独仏ルク)を、
義務教育である4歳から小学校で徹底的に学習します。

幼稚園は、ルクセンブルク語中心、
小学校1年からは、ドイツ語中心、
2年生から、そこへさらにフランス語が加わり、
3年生からは、ドイツ語とフランス語がほぼ半々ずつ。

というのも、

中学校からは、授業科目をドイツ語(数学のみフランス語)で、
高校からは、ほぼ全ての授業をフランス語で受けるからです。
最終的には、筆記試験や卒業試験(大学入学許可試験)が受けられるレベルまでマスターします。

もちろん、英語やラテン語、英語に続く第2外国語の授業なども入ってきます。

それに加え、170ヶ国以上の人々が住む国ですので、それぞれの持つ言葉もさまざま。
子供たちは、学校での言葉以外に、母の言葉、父の言葉など、3歳から4ヶ国語、5ヶ国語を使い分けるのは、ごくごく当たり前の環境です。

時には、同じ相手でも、話が進むうちに、次から次へと使う言語が変わり、
時には、相手が使える言語によって、自分の使える言語から選んだり。
自分の話す言葉が、場所や相手によってコロコロ変わる光景は、そうどこでも見られないもの。

世界には、こんなマルチリンガルの国が本当に存在したんだ、と思いながら、
毎日いろいろな言語に、もまれながら生活しています。

 

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