あなたは「思春期の娘と父である自分が、うまくコミュニケーションが取れない!」「どうしたら思春期の娘といい関係が築けるのだろう…」と悩んだことはありませんか?
中には、思春期の娘さんから「お父さん、キライ!」と言われるなら、反応があるだけまだマシで、最近は無視される毎日で、仕事以上に大きな悩みは親子関係にある、というパパも…
「愛する娘が幼かった頃のように、ただ一緒に過ごす穏やかな時間が欲しい!」と思われるお父さんも多いのではないでしょうか。
思春期の娘とうまくコミュニケーションが取れないのは、それまでの親子関係の構築の仕方に原因があるのです。
でも、ここで大切なのは、たとえ思春期の娘に嫌われているような態度をされていても、心の中まで本当に嫌いかどうかは、また別の問題であること。
今回は「思春期の娘と父である自分の関係に悩んでいる!親子関係が激変するたった一つの発言」についてお伝えします。
お父さんとしては、思春期の娘さんは「かわいさ余って憎さ100倍!」かもしれませんが、心の奥では「本当はお父さんといい関係を築きたい!」と思っている娘さんもたくさんいらっしゃいますので、ぜひ最後まで読んで参考にしていただけたらうれしいです。
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◆「親子関係が激変するたった一つの発言」とは?
では早速、お金も時間もかからない「親子関係が激変するたった一つの発言」という、とっておきな方法をお伝えします。
それは、思春期の娘さんが浮かないカオをしているときに、何も言わずにそっと横へ行って、お父さんの昔の苦労話や失敗談をつぶやくのです。コレだけ。
ポイントは「話す」のではなく「つぶやく」のです!
娘さんに聞かせようとしてはダメですよ。あくまでも、独り言のように、娘さんのカオを見ずに、ただつぶやいてください。
お父さんが、思春期の娘さんくらいの歳の頃に受験や友達、家族関係で苦労したこと、最近仕事で失敗したこと、なんでもいいのです。
そして、つぶやく時は「苦労した事実だけ」「失敗した事実だけ」にしてみてください。
「どうやって乗り越えたか」「どうやって解決したか」は、娘さんが興味を持って「その話、聞いてみたい!」と思った時に、娘さんからお父さんに声をかけるキッカケとして「余白」を残しておいてあげるのです。
◆ 思春期の娘の心理的メカニズム
では、思春期の娘さんたちは、どうしてお父さんたちに苦手意識を感じてしまうのでしょう?
かつては仲良く楽しく一緒に過ごしていたのに、何がキッカケで、心の距離が離れてしまうのでしょう?
子どもたちは成長するにつれて、世の中の動きや仕組みがわかってきます。思春期になると、心身ともに成長し、受験を意識したり、将来を考えたりし始めます。
先の見えない不安、自立に対する恐れ、幼い頃には想像もしなかった世界がだんだんと見えてきて、生きることに不安や恐怖を感じるようになるのです。
そんな、自分に自信がなくて心が揺れ動く時期には、娘さんにしたら「社会的地位を築いているお父さん」は、とても大きな存在として目に映ります。
でも、社会的に成功しているお父さんであればあるほど、思春期の娘さんにはカンペキに見えてしまい、自分よりはるか遠い存在に感じます。
自分の置かれている立場や、悩んでいるようなことは、どれだけ話しても、お父さんにはきっと理解してもらえないと、思春期の娘さんたちは思っているはず。
私も、かつて横浜の私立中高で仕事をしていた時、保護者面談でお父様がいらっしゃることがありました。
弁護士、医者、会社経営者、社会的に立派なお仕事をされていて教育熱心、大変頭の切れる方たちばかりでした。
でも、お父様たちは口々に「娘は家では何も話してくれないのです」とおっしゃるのです。お嬢様のカオを思い浮かべて、「そうだろうなぁ」と思ったこともよくありました。
だって「今は、学会で研究結果について討論してるんじゃなくて、これから自由に成長していく娘さんの、まだ見ぬ未来について話しているんですよ!」って強調したくなるくらい、お父様たちのコトバがキツすぎて、ストレスを感じてしまうんだもん!
「それで、何が言いたいの?」「結論は?」
お父さんから理詰めで来られると、思春期の娘としては、逃げ場がなくなるのです。
これは、私も一人の娘として、父親に対していつも感じていたことでした。
「言っても伝わらないなら、一生懸命言おうとするだけ、エネルギーのムダ」
思春期の娘さんたちは、そんなふうに感じて、だんだん心を閉ざしてしまうのですね。
もし、職場での女性社員との関係に悩んでいる方がいらっしゃったら、思春期の娘さん向けと似たような手法が使えます。よかったら参考にしてみてくださいね。
◆ まとめ
それでは、ここまでの内容をまとめてみましょう。
思春期の娘と父である自分の関係に悩んでいる!
そんな時のポイント。
親子関係が激変する発言のポイントとは
・父の昔の苦労話や失敗談を娘につぶやく
・興味を持ったら娘から話しかけられるように「余白」を作っておく
思春期の娘が父から離れたいと思う心理的メカニズムとは
・生きることに不安や恐怖を感じるようになる時期だから
・社会的に成功している父は、娘である自分よりはるか遠い存在に感じるから
いかがでしたか?
こちらから一生懸命アクションをしても、娘さんの反応がないと、つい目の前のことに必死になって、気づかないうちにうまくいかない原因を、相手のせいにして、相手を責め始めてしまいますが、まずは小さな「親子の突破口」を見つけてみてください。
そして大切なことは、突破口を見つけた後もそこで辞めないこと。継続すること。
そのためには、ムリなく、効果的な仕組みを使っていくことが「最速最短最強!」だと思っています。
もし、ご自身の行動を振り返ってみようと思われた方は、こちらの記事もぜひご覧ください!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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